東急田園都市線5000系「標準車両」らしい安定感 実はJR東車両がベース、東横線や目黒線にも仲間

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東急5000 5101編成
東急電鉄の5000系。2002年5月に田園都市線に登場した(記者撮影)

東急電鉄の田園都市線は渋谷と中央林間を結ぶ31.5kmの路線だ。同社グループが開発を主導した「東急多摩田園都市」の動脈としてブランド力が高い人気の路線とされる一方、とくにコロナ禍前は首都圏でも有数の混雑路線として知られた。

渋谷からは東京メトロ半蔵門線に直通し、表参道や大手町へも乗り換えなしの利便性。押上からさらに東武スカイツリーライン・日光線に乗り入れ、首都圏の路線ネットワークの一翼を担っている。

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田園都市線の顔の変遷

田園都市線を走る車両は大井町線直通を除くとすべて10両編成。長らくその顔だった車両が「8500系」だ。1975年に登場したオールステンレス車で、銀色に輝く車体側面の「コルゲート」と、“爆音”と評されたモーター音でお馴染みだった。が、2023年1月に定期運用を終了した。長野電鉄や秩父鉄道、海をわたって遠くインドネシアに譲渡された車両は今も活躍する。

2002年5月、田園都市線の主力車両に加わったのが「5000系」だ。

【写真】東急電鉄の標準車両として開発された5000系を車両基地で独占取材。同じように見えても編成によって細かな違いがある。いまはもう見られない「6ドア車」や、田園都市線のかつての顔だった8500系と並んだ姿も
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