「看取りに強い有料老人ホーム」東京117施設一覧。要介護・要支援・自立いずれも入居可能なホームを一挙掲載

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「看取り介護加算」に注目

そこで、ホームでの看取り体制があるかを判断する1つの材料として、介護報酬での「看取り介護加算」に注目した。看取り介護加算は医師と看護師、介護職員が連携して看取りをする場合に算定できる。加算にはⅠとⅡがある。

加算Ⅰは、夜間の緊急時に対応するために常勤の看護師を1人以上配置しているといった看護体制が求められる。そのうえで看取りに関する指針を定めて入居時に本人や家族に説明して同意を得ていることや、看取りに関する職員研修の実施などが要件になっている。

2021年に新設された加算ⅡはⅠの要件に加えて、看取り期に夜勤または宿直の看護職員を配置することなどが要件になる。

本記事のリストでは、東京都に所在する介護付き有料老人ホームのうち、自立者を対象とした自立居室と、要支援・要介護者を対象とした介護居室を併設する(=入居時にどのような要介護度でも入ることができる)施設の中から、看取り介護加算Ⅱを取得している117施設を掲載した。

ただし、加算だけでは看取りの実績の有無を判断できない場合がある。厚労省によると、介護付き有料老人ホームのうち看取りの実績がある施設は約6割を超えている。そのうち2割は事務手続きの煩雑さなどから加算を申請していなかった。

実際にホームでの見学時には、看護師の配置状況や医療機関との連携について質問し、看取りの体制を確認してみよう。

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