持ちたいのは家庭でも職場でもない「サードプレイス」。自分のスキルを生かした“プロボノ“や、集える“シェアハウス”で広がる40代の可能性

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みなさんは、電車やバスのなかでこんな光景を見たことはありませんか? 熟年夫婦が隣り合って座っていながら視線を合わせることなく、まるで他人同士のようにしゃべらず、そっぽを向いて座っている……。

彼らはけっして夫婦喧嘩中ではないのです。おそらく旦那さんは定年退職をして、いままでサポートしてくれた奥さんをねぎらうために一緒に出かけているのでしょう。ところが、奥さんはつまらなそうな表情で、旦那さんから話しかけられても生返事しかしないのです。

家族との関係を再構築する時期

いったいなぜこうなってしまったのでしょうか?

『40代がうまくいく人の戦略書: 仕事・人生を“進化”させ、さらなる飛躍をめざす具体策』
『40代がうまくいく人の戦略書: 仕事・人生を“進化”させ、さらなる飛躍をめざす具体策』(三笠書房)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

原因はともかく、女性はいったん相手を嫌いになると、気持ちがもとに戻ることはほとんどない、などとよくいわれます。ここまで仲が冷え込むまでに、なんとかしなくてはなりません。

リクルートが発行しているフリーペーパーR25のウェブ版のアンケートによると、妻が「許せない」と思う夫の行動の1位は服を脱ぎっぱなしにする、2位は照明をこまめに消さない、3位はモノを出しっぱなしにして片づけない、でした。

どれもささいなことですが、そういう小さな不満が積もり積もってある日爆発する例もあります。もしくは、子どもが手を離れてから夫婦で過ごす時間がなくなり、心が離れていったとも考えられます。

やはり、40代は家族との関係を再構築する時期だ、といえるでしょう。

藤井 孝一 経営コンサルタント、アンテレクト取締役会長

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ふじい こういち / Kouichi Fujii

1966年生まれ。大手金融会社でマーケティングを担当の後、経営コンサルタントとして独立する。なかでも、会社を辞めずに起業することの有効性に20年以上前から着目、「週末起業」と名付けて提唱する。これまで2万人超のビジネスパーソンを指導、今も起業を志す多くのビジネスパーソンたちに影響を与え続けている。ビジネス書の愛読家としても知られ、その要約と書評のメールマガジン『ビジネス選書&サマリー』は5万人以上のビジネスパーソンに読まれている。主な著作に『読書は「アウトプット」が99%』『「お金を稼ぐ!」勉強法』『インディペンデントな働き方』『40歳からのワーク・シフト』(以上、三笠書房)のほか、『週末起業』(筑摩書房)、『大人の週末起業』(クロスメディア・パブリッシング)など60冊以上、うちいくつかは中国、韓国などでも刊行されている。

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