より深く学生たちとの話を聞いていくと、組織の中で行動した経験がなく自身の役割をあまり意識せずに学生生活を送ってきた学生も少なくないようです。このところ、大学の食堂内にも「ぼっち席(1人用の席)」ができているほど、学生は他者とのかかわる機会が減っているようです。読者のみなさんも、もしかしたら携帯で、ひとりこの記事を読んでおり、この1日を振り返ってみても携帯画面と向かっている時間が意外と長いのではないでしょうか。
ひとり行動がいけないという意味ではありません。逆に他人としか行動できない、いつもグループで「連る(ツル)む」他者依存的型でもだめですから。ただ企業が求めるのは、「同じ目標を持ったグループの中で、何かしらの役割を持ち過ごせる人材」で、これはつねにチームで働くCA職に就くに必須の力なのです。
重要なのは対面で人と意見をぶつけ合う経験
そこでよく学生から「いや、私はボランティアサークルで活動しています」と反論されるのですが、実際、連絡や話し合いはSNSを使っており、対面で取り組んでいなかったりする場合があります。本気で意見をぶつけ合ったり、向き合ったりする経験をしないまま就活を迎えている学生も多いのです。
それで、人と向き合う仕事であるCAになる能力をつけることができるでしょうか。グループで何かに取り組む時、今一度自分の役割を意識し、他人がいま自分に何を求めているかを考え行動し、仲間と向き合い言葉を交わしてみてはどうでしょう。
その取り組みを通してCAに求められる積極性や他者と交わることを学び、自然と大きな声でハキハキと話せるようになるはずです。また面接の場面では、多くの採用者が、日々の生き生きとした活動を通してのあなた自身を語って欲しがっているものです。
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