「江頭を出したら当然こうなる」「芸風が令和に合っていない」と賛否両論に…。江頭2:50「暴走芸で永野芽郁が涙」一番の非は誰か

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しかしながら、コンプラ尊重の時代においては、それが永野さんではない誰に対してであっても、許されにくい風潮がある。そのさじ加減を見誤り、必要以上にあおった制作側に、一番の非があるのではないか。

視聴者との温度差が明確になればなるほど、その番組の炎上リスクは高まる。ズレが起きているのは、視聴者間も同様だ。人によって、思い描く「江頭2:50像」が異なり、抱く嫌悪感は大きく異なる。

ネットユーザーにとって、江頭さんは「気配りの人」

かねてネット上には、江頭さんの「いい人伝説」や名言が流布されていた。それについて長年本人は言及していなかったが、「エガちゃんねる」が開設され、「ブリーフ団」と呼ばれるスタッフとのやりとりから、それらの真偽について言及する機会も増えている。

そして、いまや「あたおか」と呼ばれるファン(「頭がおかしい」の略で、おそらく江頭さんが謙遜および自嘲する意図で用いている)のみならず、多くのネットユーザーにとって、江頭さんは「気配りの人」のイメージで定着している。

一方で、一般の視聴者には、“素”の部分が伝わっていないため、「江頭はテレビに出してはいけないタレント」として認識されている。どれくらい演出された「ヤバい人」なのかといった認識のズレもまた、今回の感謝祭論争を加速させる要因になっているのだ。

あまり言及しすぎると、営業妨害になりかねないのだが、むしろこれは江頭さんにとってチャンスでもある。コンプラ尊重の時代においては、むしろ「周囲の期待に応えての行動だ」との印象が広がった方が、批判の的になりにくい。「令和版エガちゃん」として、この機会に「双方合意のもとで作られた乱入芸」を生み出せば、エンタメ界に新境地が開かれるかもしれない。

城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー

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きど・ゆずる / Yuzuru Kido

1988年、東京都杉並区生まれ。日本大学法学部新聞学科を卒業後、ジェイ・キャストへ新卒入社。地域情報サイト「Jタウンネット」編集長、総合ニュースサイト「J-CASTニュース」副編集長などを経て、2022年秋に独立。現在は東洋経済オンラインのほか、ねとらぼ、ダイヤモンド・オンライン等でコラム、取材記事を執筆。炎上ウォッチャーとして「週刊プレイボーイ」や「週刊SPA!」でコメント。その他、ABEMA「ABEMA Prime」「ABEMA的ニュースショー」などネット番組、TOKYO FM/JFN「ONE MORNING」水曜レギュラー(2019.5-2020.3)、bayfm「POWER BAY MORNING」などラジオ番組にも出演。政治経済からエンタメ、炎上ネタまで、幅広くネットウォッチしている。
X(旧ツイッター):@zurukid
公式サイト:https://zuru.org/

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