「BEVからエンジンへ回帰」豊富なバリエーションとセダン&ステーションワゴンが選べるアウディ新型「A5/S5」シリーズに溢れる安心感

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A5アバントのリアビュー
S5アバントのリアビュー(筆者撮影)

ハイブリッドシステムによってモーターがトルクを上乗せするので、発進時はクルマの重さを感じさせない。加速中にエンジン回転が上がっていくと、ターボチャージャーがまわり出す。可変ジオメトリーで、エンジン回転に応じて容積が変化するので、低回転域から高回転域まで対応可能で、アクセルペダルを軽く踏み込んだだけで、S5アバントは即加速する。

パワフルなエンジンと、エンジンパワーをしっかり引き出してくれる変速機。加えて、ステアリングとサスペンションシステムの設定が、S5アバントのスポーティな走りを支えている。

スポーツの“S”を冠する走り

S5アバントの走行シーン
S5アバントの走行シーン(写真:アウディ ジャパン)

反応が速いステアリングと、車体のロールを抑える足まわりが、力のあるエンジンとよく合っている。おかげで操縦感覚は、全長が4835mmあるステーションワゴンとは思えないぐらいキビキビとしていて、スポーツワゴンを得意としてきたアウディの伝統は生きている、と嬉しくなるほどだった。

スポーツ(Sport)の頭文字を車名に使ったS5だけに、インテリアもドライビングを楽しませてくれるデザインとなる。トップとボトムの部分が直線的な独特な形状の小径ステアリングホイールと、体を包みこむようなアウディSモデル専用のスポーツシートは、見た目の特別感と、実際の機能を両立させている。

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