「花見や飲み会なんて参加したくない!!」 いまどきの新入社員は「お酒の席」をなぜ嫌がるのか? 20代は「飲まない派」が増加、"ノンアル飲み会"も

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「新人の前で、そういう話はやめませんか」

とアシスタントの女性に言われても、

「本当のことだから、しょうがない。採用戦略に問題があるのに、職場に責任を押し付けやがって」

今度は人事部に対する不満が出た。他の先輩が、

「課長、すみません。実は新システムの導入について疑問があって……」

と投げかけると、「そんなこと俺に聞くなよ。"情シス"が勝手に決めたことだ。知らんよ」と一蹴された。その場にいた先輩社員は苦笑するだけで、誰も何も言えずにいた。

「どんな些細(ささい)な疑問でも私たちにぶつけてほしい、と言っていたのに……」

Wさんは新人歓迎会以降、一気にモチベーションが落ちてしまった。

新入社員からすれば、まだ仕事ぶりもよくわからない、ましてや本来は尊敬すべき先輩たちが、お酒によって判断力を落とし、ベラベラしゃべったり、無理やり"飲ませよう"としてきたりする光景はマイナス面しか感じられない。

Wさんと同様「こんな人と一緒に仕事するのか」と失望感を覚える新人も多いだろう。かつての「飲みニケーションで絆を深める」は、若手には必ずしもプラスには映らないのだ。

どうしたらいい? 新たな交流のヒント

それでは、どうしたらいいのか?

若者は「酔いたくない」というだけでなく、酔っ払っている姿を見るのもイヤという人も多い。シラフとのギャップに嫌悪感を覚えるからだ。お酒を強要しないのは当然だが、泥酔している姿を見せるのも控えよう。

そこで3つの取り組みを紹介したい。

(1)ノンアルでも楽しめるプラン

いまや大手飲料メーカーや飲食店がノンアルコールや微アルコールのドリンクを豊富に取りそろえるのは珍しくない。各種ノンアルビールやノンアルカクテル、さらには緑茶やフルーツ系ドリンクをグラスに注いでおしゃれに楽しむサービスも拡充している。

もし歓迎会をやるなら、「お酒が飲めなくても楽しめる雰囲気」「強制的に飲ませないルール」を明確にし、「シラフで参加しても浮かない空間」を整えることだ。これによって「お酒を飲まない人」を尊重し、無理強いのないコミュニケーションが実現しやすくなる。

「2次会禁止」にした会社もある。「自由参加だ」と言っても、新人は断りづらい。だからあえて「2次会禁止」したのだという。

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