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ライフ #2030年の不動産

「不動産、これから買うならどこ?」 不動産エージェント会社が注目「東京のエリア2つ」を紹介、暮らしやすさと災害時に注意したいポイント

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  • 長嶋 修 不動産コンサルタント(さくら事務所 会長)
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ここで紹介する住吉の街は、江東区の中では海からやや離れたところに位置しています。都心にアクセスしやすい好立地のわりに、猿江恩賜公園や横十間川、小名木川などがあって、自然は豊か。ちなみに、都内屈指の観光名所である東京スカイツリーは徒歩圏内です。

新線効果での地価上昇に期待

住吉駅には都営新宿線、半蔵門線が乗り入れていますが、注目のトピックは2030年代半ばまでには有楽町線が延伸予定であること。これは豊洲駅から東陽町駅を経由して住吉駅を結ぶ新線で、2024年の秋に工事が始まったばかりですが、新線効果での地価上昇に期待が持てます。

有楽町線は2030年代半ばに延伸予定(画像:『2030年の不動産』)

住吉駅の近隣にあってアクセスしやすい錦糸町駅にはJR総武線が通り、また森下駅には都営新宿線や都営大江戸線、隣駅の清澄白河駅には半蔵門線が通っています。いずれも渋谷や新宿といった巨大ターミナル駅につながる路線であることから、住吉の一帯は非常に交通の便に富んだエリアと言うことができます。

それでいて、住吉は周辺の錦糸町や清澄白河、森下、門前仲町、東陽町などと比較すると幾分知名度が低く、不動産価格も賃料もやや安くなっています。今後、有楽町線の延伸で利便性がアップすることを考えると、今ならまだお得感があるでしょう。

町並みには下町の風情が残り、大通りを抜けると閑静な住宅街が広がっています。タワマンの立ち並ぶ湾岸エリアのような、未来的な雰囲気とはかけ離れています。マンションが多いと地域ではファミリー層が増え、週末ともなるとショッピングモールはファミリーだらけになりがちですが、住吉は古い町並みと新しい町並みが混在し、単身者からファミリー、高齢者まで幅広い層が住んでいるため、道行く人に画一的な印象はありません。

昔ながらの商店街に加えて、大型スーパーマーケットやホームセンターなどの生活に便利なショップも一通り揃っているので、生活のしやすさは折り紙付きです。繁華街ではないため、賑やかすぎる環境が苦手な人にもってこいでしょう。

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