「ホンダとポケモンがコラボ」バイクの技術を投入して見た目だけじゃなく動きまで再現した「ホンダコライドン」開発の意図

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ホンダ伝統のトリコロールカラーが施されたレーシングマシン
ホンダ伝統のトリコロールカラーが施されたレーシングマシン(筆者撮影)

加えて、顔や前足・後ろ足など各部の形状や触感などは、オモチャ感がでないように恐竜の模型なども参考したという。ほかにも、翼もゲーム中のコライドンと同様、移動時などに可動させるなど、とにかく細かい部分まで徹底的に再現したのだという。 そして、モビリティとしての動き。ホンダコライドンでは、移動時に以下のような動きが可能だという。

・「しっそうけいたい」での乗車が可能。バランス制御技術を使って自立走行もする
・しっそうスピード(走行速度)に合わせ、手足、首、顔の動きを変化させ躍動感を表現予定
・顔、目、瞼(まぶた)などの細かい動作を再現予定

なお、走行の速度は10~15km/h程度を想定。走行時には、子どもを背中に乗せて自立走行できることも特徴だという。

ホンダの独自技術

後ろから見たホンダコライドン
後ろから見たホンダコライドン(筆者撮影)

開発責任者の萩原氏いわく「とにかくゲームをやり込んで動きを徹底的に学んだ」というホンダコライドン。今回の発表会では、実際の走行までは見られなかったが、VRシミュレーション上では、自立走行を実現しているという。また、完成の時期について坂本氏は「明言はできない」としつつも、「2025年夏前頃にはお披露目したい」という。

走行に関するより具体的な機能としては、まず、前後2カ所にある「浮き袋」と呼ばれる円形状のボディ下に、小さなタイヤを装着。実際の走行は、それら前後タイヤを電動パワーユニットで回転させて実現するという。では、前後にある4本の足はなにか。これらはあくまで、コライドンの動きをリアルに見せるためのいわばギミックだ。あたかも4足で歩行、疾走しているかのようにみせるために可動させるものだという。

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