ファーウェイ系「スマートカー連合」が伸び悩み 主力の「問界」が失速、新型車投入で巻き返しへ

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鴻蒙智行の伸び悩みの裏には、問界ブランドの販売の失速がある。例えば、主力SUV「M7」の販売台数は2024年1月には3万1253台に上ったが、1年後の2025年1月は8443台に縮小してしまった。

それでも鴻蒙智行の1月の販売台数が前年同月比プラスを維持できたのは、智界のSUV「R7」の販売が1万1420台に達したおかげだ。逆に言えば、仮にR7の好調がなければ販売台数はマイナスに転落していた。

問界の販売減少を穴埋めした「智界 R7」は、国有中堅メーカーの奇瑞汽車が生産している(写真は鴻蒙智行のウェブサイトより)

ファーウェイおよび鴻蒙智行にとって、問界の立て直しは喫緊の課題だ。3月中に年次改良モデルを発売するM9は、平均販売価格が50万元(約1028万円)を超える高級車であり、利益率が高い。その成功は(赤字続きだった)賽力斯集団の2024年通期決算の黒字化に大きく貢献した経緯があり、年次改良モデルへの期待は大きい。

試されるファーウェイの手腕

続く4月に投入するM8は完全なニューモデルであり、M9とM7の隙間を埋める役割を担う。賽力斯集団に近い関係者によれば、M7や最廉価車種「M5」の価格帯ではライバルとの競争が激しく、販売拡大が難しい。そこで、M8の追加で顧客の取りこぼしを減らすもくろみだという。

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問界以外にも、鴻蒙智行は100万元(約2057万円)クラスの超高級車「尊界 S800」の発売を5月に予定している。その後も、参加メーカーの各ブランドから新型車を絶えず投入する計画だ。

とはいえ、中国自動車市場の過当競争はますます激化しており、新型車効果の“賞味期限”は短くなる一方だ。そんな苛酷な状況の中、問界および鴻蒙智行を反転攻勢に導けるのか。業界関係者の間では、ファーウェイの思惑通りには進まないと見る向きも少なくない。

(財新記者:安麗敏)
※原文の配信は3月6日

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