有吉の壁「執事コント」であの名作が"再注目"の訳 今も語られる、あの「平成イケメンドラマ」の魅力

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お嬢様と青年執事、の組み合わせは言わずもがな。

心配性のお嬢様を追いかけては、ひらりとかわされてしまう不遇感。普段はツンとしているお嬢様の不意な優しさにホロリとしたり、「あのおてんば娘〜!」と叫んだり。そのすべてがあまりにも「私たちの知っている執事」すぎるのである。

有吉の壁
部屋を散らかすお嬢様にオコな執事(出所:『有吉の壁』YouTube)
有吉の壁
「なんで毎日こうなるんですか?」と尋ねるも…(出所:『有吉の壁』YouTube)
有吉の壁
「奥田がいるもん」で撃沈。これぞ、視聴者の求めていた執事だ…!(出所:『有吉の壁』YouTube)

視聴者の中の「懐かしさ」を刺激した

少女マンガの中かしら?と錯覚するほどの「京佳お嬢様と奥田執事ワールド」。その世界観には、視聴者からのファンアートやショートストーリーの影響が多分に含まれているという。

『メイちゃんの執事』以降に育まれた近年の執事カルチャーを存分に浴びた私たちは、それらを咀嚼し、「京佳お嬢様と奥田執事」を通して執事文化をリビルディングしているのかもしれない。懐かしさがあったからこそ、番組の枠を超える人気を獲得したのだ。

放送から16年、今なお私たちの心に残り続ける『メイちゃんの執事』。メイと理人の絆にホロリとしたり、かすかな恋の香りにドキドキしたり。フジテレビオンデマンドでは、なんと3話まで無料視聴できる。

「京佳お嬢様と奥田執事」を見て、平成のテレビカルチャーを懐かしく思い出した人たちは、ぜひこの機会にイケメン執事たちへ会いに行ってみるのはいかがだろうか。

あまみん マンガ原作専門のドラマレビュアー

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あまみん / Amamin

1985年生まれ。文房具商社での営業勤務を経て、2019年よりマンガレビューを手掛けるwebライターとして活動を開始。2021年からは編集プロダクション「ネゴト」に所属、マンガレビュアーとして活動の幅を広げる。2024年よりダ・ヴィンチWebにて、編集担当としてオリジナルマンガの連載に携わる。すきなマンガのジャンルはコミックエッセイ。

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