締切間近!「今年の確定申告」知るべき6つの変更点 定額減税、新NISA、住宅ローン控除、空き家特例…

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
確定申告
(出典:『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和7年3月17日締切分』(P.3))

2.新NISAスタート、NISA口座での利益は申告不要

新NISA(少額投資非課税制度)が令和6年に始まりました。年間投資枠の拡大や非課税保有期間の無期限化などの改正が行われ、税金面で、より有利に資産形成を行えるようになりました。

NISA口座で出た利益については非課税ですから、確定申告は不要です。しかし、一点、気をつけていただきたいのは、「NISA口座で出た損失は、上場株式等の売却益(一般口座や特定口座)と損益通算はできない」ということです。うっかり計上しないようにしましょう。 

3.子育て支援の実施(住宅ローン控除・リフォーム費用の控除)

子育て世帯・若者夫婦世帯が認定住宅等を新築で取得(注文、建売・分譲、買取再販)して、令和6年1月1日~12月31日に入居した場合、借入限度額が上乗せされ、住宅ローン控除の額が大きくなっています。

■借入限度額の上乗せ措置 

(出典:『自分ですらすらできる確定申告の書き方 令和7年3月17日締切分』)

また、既存の住宅に「一定の子育て対応改修工事」をして、令和6年4月1日~12月31日に入居した場合、標準的工事費用の10%(250万円限度)を所得税額から控除できます。

一定の子育て対応改修工事の対象は、「住宅内における子どもの事故を防止するための工事」、「対面式キッチンへの交換工事」、「開口部の防犯性を高める工事」、「収納設備を増設する工事」、「開口部・界壁・界床の防音性を高める工事」、「間取り変更工事」などです。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事