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黒門市場「インバウンド肉串」へのモヤモヤの正体 金のない日本人の「静かな排除」が拡大している

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家

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インバウンド向けに、海鮮丼や肉串を販売する店が、観光地に増えています。なぜモヤモヤしてしまうのでしょうか?(筆者撮影)
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おにぎりが1000円、カツカレーは3000円、リフト券は1日1万500円……。
ニッポンであってニッポンではない場所「ニセコ」。訪れる人の多くがインバウンド客で、日本語よりも英語の看板が目立つこの場所は、「選択と集中」によって独自の成功を収めました。物価の高さに複雑な気持ちになる人もいるでしょうが、実は日本を見渡すと、同じように"ニセコ化"が進んでいる場所は少なくないことに気づきます。
都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家の谷頭和希氏の新著ニセコ化するニッポンより一部抜粋してお届けします。

注目されるニッポン・テーマパークの「高額っぷり」

最近のインバウンド向け「ニッポン・テーマパーク」がそれまでと異なるのは、そこで売られている商品やサービスの値段の「高額っぷり」が必ずセットで報じられることだ。

例えば、「豊洲 千客万来」。この施設については開業当初から、以下のような内容のニュースが飛び交っていた。

「インバウン丼だ」海鮮丼が1万5000円! 豊洲市場にオープンの新スポット 外国人観光客らでにぎわう(FNNプライムオンライン、2024年2月1日)

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