不満のはけ口?医療者がSNS「不適切投稿」の背景 海外では「手術を生中継した」医師が免許剥奪も
千葉大学医学部附属病院(以下、千葉大学病院)の看護師とみられる人物が、X(旧ツイッター)に、「インシデント書くの面倒だから、いつも隠蔽しちゃう!」「いつも飲ませたフリをしてこっそり捨ててる」「某大学病院、◯◯◯腸外科のあの医者、死ね」などの投稿をした。
1月10日、千葉大学病院は「当院に関する『X』の投稿について(第2報)」という見解を発表し、調査対象となっている職員について、9日に自宅待機を命じた。また、内部調査を進めていること、および必要であれば外部調査を行う方針であることを明かした。
今回の問題は氷山の一角?
この件は現在調査中で真相は不明なため、軽率な発言は控えたい。ただ、千葉大学病院が当該職員の自宅待機を命じている以上、何らかの問題があった可能性は高いのだろう。
筆者は、このような「事件」は起こるべくして起こったと思うし、この件は、氷山の一角だろうと考えている。なぜなら、世界でもSNSを舞台とした医療従事者の軽率な行動が、数多く報告されているからだ。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら