節約の達人が「キャッシュレス」なるべく回避の訳 ポイントは「罠の餌」だと思って一切もらわない

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旅行する際に私は楽天トラベルを使っています。もちろんこれでも正規の料金よりは安く泊まれることが多いように思います。が、そうしているのは、ひとえにパソコンで簡単に予約が済ませるからです。

ところが、その予約サイトを見ていると「1万6000円の部屋を今なら1万2000円で泊まれる方法があります」なんていう惹句が出てきたりする。「○○会員になると、入会時に4000ポイントが付くので1万2000円で泊まれます」というような仕掛けになっているのですが、その甘い言葉に乗って会員になったら百年目、そのサイトに囲い込まれてしまう道理で、私は、かかる「囲い込みの罠」は一切無視しています。

私が使っている2枚のクレジットカード

とはいえ、私もポイントを貯めていないわけではありません。

クレジットカードはJALカードとANAカードの2枚に絞っています。これ以外はもっておりません。

節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由 (朝日新書)
『節約を楽しむ あえて今、現金主義の理由』(朝日新書)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

このカードを使うことで、どんな買い物も自動的にマイレージが貯まっていきます。その結果、無料で飛行機に乗れる。これは非常に大きなメリットです。日頃のスーパーマーケットの買い物でも、このカードを利用していると、けっこうなマイレージが貯まるので、もうこれで十分なんです。

Amazonで物を買うにしても、JALのサイトを経由して入るとやはりマイレージが貯まる。そうして、私の妻などは、もう何回も在アメリカの息子の家と日本とを行き来しているけれど、一度も航空運賃なんか払ったことがありません。いつもJALカードのマイレージのチケットで往復しているからです。

すべての買い物がこの2枚でできるので、そういうふうにしてポイントを役立てることができれば、それ以上のことは考えません。さらに二重、三重にポイントを取ろうなんて欲張った考えに囚われていると、あれを買うときは、あのカードのポイント、これをやるときはまた別のカードのポイントとかいうように煩わしいことになっていって、もういちいち考えるのも面倒なことになっていきます。だから、私は最低限のマイレージだけを貯めることにして、そのほかのポイントものは一切無視しています。

林 望 作家・書誌学者

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はやし のぞむ / Nozomu Hayashi

1949年東京生。作家・国文学者。慶應義塾大学文学部卒、同大学院博士課程単位取得満期退学(国文学専攻)。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社・文春文庫)で91年に日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P.コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で92年に国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で93年に講談社エッセイ賞、『謹訳 源氏物語』全十巻(祥伝社)で2013年に毎日出版文化賞特別賞受賞。『謹訳 平家物語』全四巻、『謹訳 徒然草』(ともに祥伝社)他著書多数。

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