節約の達人が「キャッシュレス」なるべく回避の訳 ポイントは「罠の餌」だと思って一切もらわない

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しかし、本当にこのまま、キャッシュレス化が進んでいっていいのでしょうか?

世間の流れに合わせてあなたも私もキャッシュレス……それでいいのでしょうか? 

大事なことは自分の頭で考えること。

お金のあれこれを人任せにしないこと。

私がこれまで大事にしてきた生き方です。お金ほど大事なものはなかなかありません。だからこそ、自分の頭でしっかり考えたい。今だからこそ、そう思うのです。

ポイントは本当にお得なのか

キャッシュレスになったからといって、さて何か得をすることがあるのだろうか?

「いや、ポイントが貯まります」と、人は言うけれど、それ、果たして本当に得なのか。

たとえば、出前サービス。あれも、考えてみれば、お金がかかるわけです。盛んにテレビでコマーシャルをしている、ということは要するに莫大な費用をかけて宣伝してるわけですね。それでも立ち行けるということは、それなりのお金を取って儲けているからにほかなりません。

街の中華屋さんなら、二本の足で歩いて行って食べればいい。Uber Eatsなぞを頼む必要があろうか、と。

蕎麦店とか中華料理店なんかでも、昔はみな出前をやっていたけれど、別にお金は取らなかった。サービスの一環として店の人が自転車などで配達してきたものです。そういう時代よりも、Uber Eatsがお金を取って配達してくることのほうが、ほんとうにいい世の中なのだろうか? と、冷静になって考えてみたらどうかと思うわけです。

ポイントを還元します、というのも要注意です。

「今この会員になると3000ポイントおまけがつきます」といった場合、彼らはその3000ポイントを損したままにしておきますか? そんなわけはないでしょう、商売なのですから。3000ポイントのおまけを出したら、その分の倍も3倍も先方は儲かるようにできているわけです。だから、「ポイントをあげます」というものは、いわば「誘い水」というか、「罠の餌」のようなものだと思って、私は一切いただかない主義です。

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