相場が順調でもなぜか儲けが出ない投資家の特徴 勝率は高くてもトータルで負けていることも
新NISAが始まって早1年。2024年の日経平均株価は、2023年の大納会終値3万3464円から2024年大納会終値3万9894円まで、19.2%上昇しましたが、「資産があまり増えていない」「減ってしまった」という個人投資家を見かけます。今回は、成績低迷から抜け出せない個人投資家によく見られるいくつかの特徴を紹介しましょう。
自分の投資スタイルの確立を
多くの投資初心者は、自分なりの投資スタイルや相場観が確立されていません。そのため広瀬さんのように、他人の意見を聞いて半歩遅れて後を付いていくということになりがちです。
しかし、多くの投資家が強気になっている時は往々にして上昇トレンドの最終局面で、そこで買いを入れると高値掴みになります。株式投資は安く買って高く売れば儲かりますが、半歩遅れて他人の後を付いていくと、その逆で高く買って安く売ることになってしまいます。
「人の行く裏に道あり花の山」という相場格言があります。他人の意見に惑わされず、自分なりの投資判断ができるようになることが、投資初心者から脱却したと言える状態です。もちろん、そうなるためには経験と学習が必要です。
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