もはや電車関係なく嫌だ、車内「迷惑ランキング」 マスクしない人増え「インフル大流行」に危機感

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アンケート調査期間中の11月8日に「インフルエンザが全国的な流行期に入った」と厚生労働省が発表した。アンケート後には過去最悪ペースで流行が急拡大した時期もあり、周囲に配慮せずせきやくしゃみをする行為はアンケート期間中よりもさらに迷惑と感じられている可能性がある。

商業施設や飲食店内、あるいは職場や学校などでも周囲に配慮せずせきやくしゃみが気になる人は多いだろう。ましてや混雑する電車内でのせきやくしゃみが「嫌だ」という人はコロナ禍以前よりも増えているのではないだろうか。

自分は大丈夫と思っている人も突然せきやくしゃみをしないとも限らない。まさかのときに備えて、マスクを着用しないまでも、つねに携帯しておくといった対策は必要かもしれない。

迷惑行為の2位は詰めない、足を伸ばすといった「座席の座り方」。昨年度は1位で、過去10年間で見ても1位になった年が4回ある。つねに3位以上をキープしており、迷惑行為の常連組だ。鉄道会社はロングシートにくぼみを付けるなどして座席間隔を空けずに座ってもらうようにするといった対策をしているが、なかなか解決には至らない。

7人がけ ロングシート 表示
鉄道各社は昔から座席の定員を守るよう呼びかけているが…(編集部撮影)

マスク着用減で「香り」気になる?

3位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり」。過去10年間では2015〜2017年度と2021年度の4回にわたって1位となっている。今回は訪日外国人旅行者の迷惑行為についても調査を行っており、この項目が1位だった。列車内でインバウンド客が数人で会話している場面に出くわした人は少なくないだろう。彼らが当たり前の行為として考えていても、沈黙している乗客が多い日本の電車では目立ってしまうのは仕方がないのかもしれない。

4位は「強い香り」。具体例として香水、洗剤、柔軟剤、化粧品の香りが挙げられている。2023年度に新設され、その年は7位だった。

民鉄協は「化学製品類から発せられる香りを吸うと体調を崩されるなど、とくに通勤・通学時の人との距離が近く密接する満員電車内における懸念に対する回答とみられます」とコメントしている。コロナ収束によりマスクを着用する人が減ったり、列車が混雑するようになったりしたので、以前よりも香りが気になるようになったということなのだろう。

5位は「乗降時のマナー」。扉付近に立ち、ほかの客の乗降の妨げになる行為もここに含まれる。2020年度から4年連続で3位だったが今回は順位を落とした。

ドア横スペース
近年は乗降をスムーズにする狙いでドア横のスペースを広くとった車両もある(編集部撮影)
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