ライフワークとなったゲームのコレクションは「ゲームを集めるゲームのようで楽しい」と、浜口さんは笑う。
ただ昨今では、レトロゲームもインバウンド需要の波に。海外ユーザーも古いタイトルを求めているため「入手競争が激しくなっているので大変」とも、吐露する。
大人になってもゲームに「ワクワクドキドキ」
浜口さんにとって、ゲームの魅力とは何か。幼少期から惚れ込む任天堂への愛と共に語る表情は明るい。
「幼い頃にふれたハードやタイトルの中古品を見ると、大人になってもワクワクドキドキしますね。なかでも、任天堂製品への思い入れはひとしおで。初代『スーパーマリオブラザーズ』(1985年9月発売・任天堂)や『ゼルダの伝説』(1986年2月発売・任天堂)などは発売から40年近く経っていますが、いまだに新作が発売されるたびにワクワクします」
例えば、浜口さんが近年のタイトルで太鼓判を押す『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(2017年3月発売・任天堂)では、舞台である架空の国“ハイラル”を自由に冒険できる。
物語の筋道を決めるのは、プレイヤー次第。私たちが何を求めているのかに応え、ゲーム内での「考える楽しさ」を与えてくれる姿勢は任天堂のタイトルにある魅力だという。
そして、大好きなゲームに囲まれる“任天堂コレクター”としての生活も、日常にうるおいを与える。
「どれほど疲れていても、好きなゲームが整然と並ぶ光景を見ると心が穏やかになるんです。何事も一生懸命に取り組んでいれば前向きになれるし、嫌なことがあっても自己肯定感を上げられるとゲームから教わって。何があっても『仕事を頑張ろう』と思えます」
趣味に生きる。もとい、趣味を“きわめる”浜口さんの人生は、無趣味な本稿筆者にとって非常にうらやましく映る。
壮大なコレクションを前に、ほがらかに微笑み丁寧に解説してくれる姿はやはり、カッコよかった。
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