浜口さんは、1977年2月9日生まれだ。1983年7月にファミコンが発売された当時は6歳で、幼少期からファミコンと共に育った。「ゲーム=ファミコン」の感覚は、今も根付いている。
「最初に親に買ってもらったソフトは、『バルーンファイト』(1985年1月発売・任天堂)か『アイスクライマー』(1985年1月発売・任天堂)だったと思います。実家近くから隣の宇治市にある任天堂の工場を眺めては、地元に『こんなすごい会社があるんだ』と、子どもながらに誇りを持っていました」
コレクター魂の転機は初代『ドラクエ』
高校時代から大学時代にかけて、ゲームからは一時期離れた。しかし、社会人となってからは、ゲーム熱が再燃。ふと、任天堂のハードや関連タイトルを収集する“コレクター”としてのきっかけをつかんだ。
「10年ほど前、リサイクルショップで格安のファミコン版の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』(1988年2月発売・エニックス。現スクウェア・エニックス)が格安で売っていて、衝動買いしたんです。そこから、歴代シリーズが欲しくなり、揃ってからは別のタイトルも集めるようになりました」
コレクター魂に火が付いたきっかけは、初代『ドラゴンクエスト』だった。箱や説明書、カートリッジを包む袋までが揃ったいわゆる“完品”の入手は至難の業で、専門店を渡り歩いたという。
ファミコン、ゲームボーイ、スーパーファミコン、NINTENDO64、ニンテンドーDS、ニンテンドー3DS、Wii、そして、現行のNintendo Switch。今や、ハードはもちろん、関連タイトルのコレクションは「3000本以上」に及ぶ。
自慢のコレクションを揃えた棚は「メーカーごとのあいうえお順、さらに、タイトルのあいうえお順」で整列。
現在はニンテンドーDSに続き、ニンテンドー3DSのタイトル“全種類”を集めるのが目標で「今は400本ほどでしょうか。月々で少しずつ、集めています」と明かす。
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