「視野が広い人」なら一瞬で解く算数穴埋めクイズ 難問に挑戦「法則性を見抜く力」を鍛える2問題

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これと同じように解けるのが、次の問題になります。

「1/1」の次が「1/5」で、その次が一気に「3/100」という複雑な数になっています。よくわからないですよね。

どんどん小さくなっていき、分母も大きくなっていっているのだとはわかりますが、肝心の法則性がわかりません。

分母の特徴に注目してみる

でもこれも、全体をよく見ればわかります。分母がどんどん大きくなっていることに目をつけて、分母に注目してみます。

最初は1で、3番目は100で、5番目は2000になっているということは、10倍くらいの大きさになっているということがわかりますよね。

そこから発想を膨らませて、2番目以降の数の分母を10の倍数にしてみると、答えが見えてきます。

「1/1」「2/10」「3/100」というように、分子が1ずつ大きくなっていて、分母が10倍ずつ大きくなっているのです。

これに気づけば、あとは簡単です。「1/1」「2/10」「3/100」「4/1000」「5/10000」となっているので、次は「6/100000」です。これを約分して「3/50000」が答えになります。

いかがでしょうか?

法則性を見出すためには、全体を広く確認する必要があります。このように、数に強い人というのは1つひとつの数だけでなく、広く全体に目を向けることができる人だと言えるでしょう。みなさんぜひ、参考にしてみてください。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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