建築家がまちづくり「ニシイケバレイ」の"豊かさ" 「自分の街は、自ら住みやすく変えていく」

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Chanoma
カフェ「Chanoma」の入店を、店前に設けられたベンチで待つ人々(写真/筆者)
1階にsyokutakuが入居する白百合荘(中央)とコーポ紫雲(左)。パーゴラに取り付く植物が両者をつなぐ(写真/筆者)

個々の建物に関係性をもたせ、ゆるく全体をつなぐ

豊島区のプレイヤーが集まる「としま会議」などを通じて大家という立場に可能性を感じていたという深野さん。ニシイケバレイと同規模の土地で行われていた兵庫県宝塚市のINNO TOWNでのまちづくりの事例を視察し共感したことなどをきっかけに、ニシイケバレイのプロジェクトをスタートさせました。

ご家族でMFビルに引っ越し、空き家となった木造の平屋住宅のリノベーションに着手するため、須藤さんに声がかかります。

Chanomaのエントランスに設けられたパーゴラ。右手に見えるのは明治期から残るという木戸門(写真/須藤剛建築設計事務所)
Chanoma内観。広い土間スペースは外部と連続し、半屋外空間の中間領域となっている(写真/須藤剛建築設計事務所)
ニシイケバレイへと続く裏道。突き当りがChanoma、右手奥のベージュの建物がMFビル。西池袋(ニシイケ)の高層ビルの谷間(バレイ)、がネーミングの由来(写真/筆者)

エリア全体を豊かな環境にしていくことが、個々の物件の価値を高めることにもつながるという深野さんの考えに共感した須藤さん。ニシイケバレイに建つ複数の建物に関係性をもたせ、ゆるく全体をつないでいくことを考えたといいます。

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