仕掛けは"全部ガチ"「ドッキリGP」の驚く舞台裏 真剣に騙す"完全ドキュメンタリー"が目標

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中川さんが特に「大発見だった」と語るのが菊池風磨さん(timelesz)。着ていたはずの水着が溶けてしまうドッキリを仕掛けられ、アイドルにもかかわらず、ほぼ全裸の状態で股間を隠しながら「許せない!!」と叫ぶ衝撃的な姿によって、一躍バラエティで人気者となった。

菊池風磨
アイドルらしからぬ“身体を張った”ドッキリで人気を博している菊池風磨さん(写真:©️フジテレビ)

「菊池風磨くんが『ドッキリGP』レギュラーになったときに、ダメもとで今までのアイドルがやったことのないドッキリを事務所にオファーしたら、マネージャーさんが『やりましょう!』と言ってくれて。それからあの全裸ドッキリが定番になったんです。もともと素晴らしいキャラクターですけど、それまであまり表には出てこなかったバラエティ能力が多くの皆さんに伝わったきっかけになったのかもしれませんね」(中川さん)

他の番組でウケたからといって真似したくない

菊池風磨さんをはじめ『ドッキリGP』をきっかけに注目を浴びたタレントは多い。一方で、他局でもドッキリを仕掛ける番組はあるが、他で特にウケている人などを重ねてキャスティングしたり、参考にしたりはするのだろうか?

フジテレビ
中川将史さん(写真:©️フジテレビ)

「これはフジテレビ特有の考え方かもしれませんが、他の番組で面白かったからうちでもオファーするというのはあまりしたくないんですよ。やっぱり『ドッキリGP』で新しい人を見つけたいという気持ちが強いんです。

また、フジテレビはタレントファーストのテレビ局だと思っています。タレントに対して、特別愛情が深いですし、僕も演者さんが大好き。だから、『ドッキリGP』は視聴者の皆さんに喜んでいただくのはもちろん、ドッキリにかかってくれた演者さんにまた来てもらうためにも、絶対に面白くオンエアするという気概でやっています。そこから、演者さんを大事にするという番組の想いがしっかり伝わるように。それがフジテレビの特色なのかなと思いますね」(中川さん)

「番組から新たなドッキリスターを発掘したい」「演者が大好き」という中川さんの考えは、“オリジナルにこだわる”フジテレビらしさを感じさせる。1970年代後半から1980年代に人気を博した『スターどっきりマル秘報告』から始まったフジテレビのドッキリ番組のレガシー。令和の世に変わっても、今の時代に合わせながら『ドッキリGP』が継承している。

ジャスト日本 ライター

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じゃすとにほん / Just Nihon

ライター、プロレス考察家。1980年福岡県出身、和歌山県在住。プロレスからビジネスジャンルまで、幅広く執筆活動を展開。現在アメブロで「ジャスト日本のプロレス考察日誌」を更新中。 著書に「俺達が愛するプロレスラー劇場 Vol.1」(ごきげんビジネス出版)「インディペンデント・ブルース」「プロレス喧嘩マッチ伝説」(いずれも彩図社)ほか多数。

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