仕掛けは"全部ガチ"「ドッキリGP」の驚く舞台裏 真剣に騙す"完全ドキュメンタリー"が目標

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『ドッキリGP』といえば「秒でドッキリ」(一瞬で驚くショートドッキリ)をはじめとした、ありとあらゆるバリエーションのドッキリが満載なのが大きな特徴だが、手数の多いドッキリはどのようにして生まれているのだろうか?

「2022年に総合演出になってからは基本的に僕と放送作家・酒井健作さんが中心となってドッキリを考え続けています。ドッキリは色々な日常の中にヒントがあるような気がします。一瞬焦ったり、めちゃくちゃ驚いたりした瞬間とか。そこからヒントを得て、つねにさまざまなバリエーションのドッキリを模索しています」(中川さん)

フジテレビ
『ドッキリGP』総合演出の中川将史さん(写真:©️フジテレビ)

菊池風磨の「許せない!!」が生まれた背景

また、ドッキリ企画において、騙す側と騙される側のキャスティングは極めて重要である。特に騙される側のリアクションにドッキリ企画の命運がかかっているといっても過言ではない。

「騙される側の“人となり”が、ドッキリではめちゃくちゃ大事なんです。ドッキリの内容によって、どんなタイプの人がハマるのかが違ってくるので、ターゲットのキャスティングは一筋縄ではいきません。たとえば、落とし穴ドッキリ。落ちてただ呆然とするような人よりも、めちゃくちゃ怒って言い返してくれる人のほうが向いているんです。

『身体を張るドッキリにはこの人』『心霊系ドッキリならこの人』とか。だから『秒でドッキリ』は、会議をするとその半分以上はキャスティングの話をしています。あと特に、人間性が面白い人は騙される側にキャスティングするケースが多いです」(中川さん)

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