有益な情報で賢くなる消費者《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命 第4回》

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3つ目に「特定の分野での商品サービスの口コミ情報」がある。

旅行やグルメ、美容などの個々の消費者の興味に特化した口コミ情報を提供する。

グルメ情報の「食べログ」、化粧品・コスメ情報の「アットコスメ」、料理のレシピ情報の「クックパッド」、パソコン・家電等の価格比較の「価格.com」などのサービスが当てはまる。

消費者は、店頭で商品の現物を確認し、サンプル商品を試しながら同時に、スマートフォンや携帯電話を使って口コミ情報を参照し、商品を吟味する。

事業者は、目の前にいる消費者だけではなく、ネット上の口コミ情報という消費者の集合知を意識し、より一層の商品・サービスの向上に努めることが必要になる。

4つ目に「店頭での商品価格・在庫情報がわかる」だ。

通常は、店舗に行かないとわからない商品の店頭価格や在庫の数量をパソコンやスマートフォンを使ってネットで事前に確認することができる。実際のリアル店舗やネットショップの店舗を対象に比較して、購入したい商品がどこでいちばん安く購入できるかを確認できる。

さらなる価格競争の激化が進むため、店舗側は最安値への挑戦を余儀なくされる。

今後は、店舗からのリアルタイムな価格・在庫情報をネットへ公開する展開になるだろう。店舗に行ってみて、商品が売り切れだったということもなくなる。

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