有益な情報で賢くなる消費者《O2Oビジネス最前線・黎明期を迎えた新・消費革命 第4回》

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ポイントは来店した企業の店舗のみで使用できるポイントではなく、参加企業間の共通ポイントとなり、共通商品券などに交換できる。現在、大丸、ビックカメラ、ユナイテッドアローズ、エイチ・アイ・エス、マルイなどが導入している。

次に「ソーシャルメディア上で伝えたい話題や感動」だ。

現在、消費者は、ソーシャルメディア上で自分の日々の気分や状態を発信するという新しい習慣を持ちつつある。レストランでおいしい食事を取ったときに写真やコメントを投稿したり、音楽のライブでの感想を共有したり、旅行先の温泉情報を投稿したりする。発信する手段としては、Facebook、Twitter、mixiなどが代表的だ。

店側は、消費者がソーシャルメディアで発信したくなるような話題や感動できるイベントなどを企画することで、来店を促進することが期待できる。

2011年11月29日、ファミリマートは、ゲームソフト「ドラゴンクエスト」の誕生25周年の特別企画として、ゲームに登場する人気キャラクターにちなんだ肉まん「スライム肉まん」を発売した。

スライム肉まんは、Twitterなどのソーシャルメディア上で話題となり、爆発的な人気を呼び、発売からたった8日で100万個が出荷完了となった。これなどは、ソーシャルメディアで話題になることをにらんだ商品展開だろう。



■大反響となったスライム肉まん 写真提供:ファミリーマート

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