五反田から6駅でも「野鳥がいる街」の奥深い魅力 隣駅まで600メートル、東急池上線・洗足池の生活

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
東急池上線洗足池駅
今回は東急池上線・洗足池駅の付近を散策していこう(筆者撮影)
この記事の画像を見る(11枚)
建築会社や不動産会社などが毎年発表する「住みたい街ランキング」。トップテンの顔ぶれを眺めると、常連の吉祥寺や恵比寿、新宿、目黒、最近だと北千住や大宮なんかも人気だ。しかし、どれも「まぁそうだろうな」と思えるような街ばかり。
この連載では、住みたい街ランキングにはなかなか登場しないけれど、住み心地は抜群と思われる街をターゲットに定め、そこを実際に歩き、住む人の声と、各種データを集めてリポート。そして、定番の「住みたい街」にはない、「住むと、ちょっといい街」の魅力を掘り起こしていく。
今回は、東急池上線の「洗足池駅(東京都大田区東雪谷1-1-6)」界隈だ。駅は地域のシンボルともいえる「洗足池」の目の前に位置する。

洗足池あっての「池上線」

池上線は、大田区の池上にある「池上本門寺」を参拝する人たちのために計画された路線とされる。

また、池上という地名は、洗足池のほとりに鎮座する「千束八幡神社(大田区南千束2-23-10)」に縁がある。

承平5年(935年)に起こった平将門の乱を平定するため、都から派遣された藤原忠方が、そのままこの地に館を構えて八幡神社を氏神として祀った。これが、池の上手に立地したことから忠方は池上氏を名乗ったという。

要するに、現在まで残る「池上」の地名は洗足池が由来となっているわけだ。つまり、池上線は洗足池あってこその路線名となる。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事