タイ復旧需要が追い風、強気の工作機械メーカー


NC(工作機械の数値制御)装置最大手、ファナックの稲葉善治社長は「(12年の年間受注額は)1兆2000億円を上回るだろう」と強気の見通しを示す。

ただアジアや北米の販売網が小さい会社は弱気だ。

また、アジア市場を狙うのは、日本と並ぶ工作機械大国であるドイツのメーカーも同じ。日本の工作機械メーカーの多くは製造拠点が国内に集中しており、円高は強烈な逆風になっている。「円高下でも日本勢のシェアは落ちていない」(花木義麿・オークマ社長)との声はあるものの、競争がさらに激しくなるのは間違いない。

リーマンショック後の受注減から立ち直った工作機械業界。今後は復旧特需や市場拡大の恩恵を得る勝ち組と負け組の二極化が進みそうだ。

(小河 眞与 =週刊東洋経済2012年1月21日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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