東大生たちに話を聞くと、自分と同じように勉強の合間に親から家事をすることを推奨されていたという人が多いです。
受験期であっても皿洗いは自分の仕事だったとか、風呂掃除だけはどんなに受験が近づいてもやっていたとか、そんな学生の数はとても多いです。男女関係なく、受験生なのに特別扱いをされず、家事の手伝いをしていた人が多かったのです。ぜひ参考にしてみてください。
もう1つ親御さんにおすすめなのが、「悩みがちな時間に受験生に積極的に話しかける」というものです。例えば、多くの受験生は夜に悩みがちで、寝る前に不安が押し寄せてくるという場合も多いです。その時間をめがけて「どうでもいい雑談」をしにいくのです。
受験生に遠慮して、なかなか親子のコミュニケーションが取れない、なんて家庭もありますが、むしろコミュニケーションを取らないようにすればするほど、スランプになってしまいます。積極的に話しかけたほうがいいのです。
このときの会話の内容は、受験と全然関係ない話題でかまいません。むしろ、勉強に関係する話をしてしまうとプレッシャーになってしまうので、勉強と関係のない話を積極的にするのがいいと思います。ニュースのネタとか、親戚の話とか、くだらない話をすればいいのです。
重要なのは「親が焦らないこと」
最初は子どもにうっとうしいと思われてしまうかもしれませんが、そうやって1人でいる時間が減っていくと、孤独を感じないようになって悩む時間が物理的に減っていくわけです。
そして不思議とスランプの状態から脱していきます。これが「痛み止めを飲んでやり過ごす」ということになります。
さて、ここまでスランプの時期の親御さんの振る舞いについてお話ししてきましたが、いちばん重要なのは「親御さんが焦らないこと」です。親御さんが「この時期に勉強できていないなんて、大変な問題だ」と思いすぎてしまうと、それ自体が子どもに対してのプレッシャーになってしまいます。
焦る必要はありません。なぜなら受験期になってブーストがかけられず、スランプに近い状態になってしまっているというのは、実はどの家庭でも起こっています。ですので、受験直前だからこそ焦らずに接してあげてください。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら