パートナーとの関係がラクになる「3つのフリ」 無理しそうなときは「体のちがい」を受け止める
あるとき、私たち新入社員の女性メンバーで彼女に質問してみました。
「どうして先輩はいつもそんなに楽しそうに仕事をしているんですか? お家のこととか、ご主人は何も言わないんですか?」
その頃の私たちは、仕事が忙しすぎて付き合っている彼氏との時間が取れない、もう別れそうだ、と愚痴を言い合っていたからです。
すると彼女は、こう答えたんです。
「できないフリ、知らないフリ、届かないフリ。旦那さんには、これかな」
「しんどいなぁ」とつぶやく前に周りの人に甘えてみて
私たちは思わず笑ってしまいました。できる人はこうやって可愛らしく、うまく生き抜いているんだと感心したものです。
更年期を過ぎた世代には少し可愛らしすぎる作戦なので、私はこんなふうにアレンジして先輩からの教えを活用しています。
「見えないフリ、聞こえないフリ、ボケたフリ」
しんどいときは、他の人にお願いして休む。重いものは体力のある人に運んでもらう。歳をとって老眼が進んできたら、スマホで入力するものは若い娘に甘える。アイロンがけがうまくできないので得意な夫に任せる。
体力差、性別差、個体差、年齢差。無理しそうになったら、そんな「体のちがい」を受け止めて、3つのフリをちょっとだけ演じて周りの人に頼ってみてください。
「お互いさま」と言い合える互助会制度が発動するようなパートナーシップを築くことができれば、夫婦関係も、親子関係も職場関係も全て、まあるく収まるのではないでしょうか。
がんばりすぎて「しんどいなぁ」とつぶやく前に、少し肩の力を抜いて、たまには周りの人に甘えてみてもいいのかもしれませんよ。
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