後継を託した竹内会長は社長交代時に、「グローバルで医療市場の高い要求値を満たしていけるように組織文化を高めていくことを期待している」と語っていた。竹内会長にとってカウフマン氏は、長年ともに経営改革を進めてきた“戦友”のような存在でもあった。
カウフマン氏辞任により、CEOの業務は竹内会長が執り行うことになった。ただあくまでも「暫定的に」であり、現時点では「空位」の状態だ。
後任CEOについて竹内会長は「(今のオリンパスの)CEOに求められるミッションはますます難しくなっている」と発言。適任者を選ぶ難しさも認める。またアナリストからは次のような懸念も示された。
「注力中の治療機器事業はアメリカを拠点に開発を進めている。一方の内視鏡事業は日本が主体で開発も改良を主体とした日本のやり方。双方の事業を理解できる人材という点で、社内の日本人の方が社長になるのが妥当と思う。そうすると場合によっては『グローバルメドテック』の推進自体が遅れてしまうのではないか」
今のオリンパスは過去と異なる
2011年の粉飾決算事件を機に経営危機に陥ったオリンパス。 その再建を果たした立役者の1人が竹内会長だった。
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