京浜東北線を運休「大井町駅工事」は何が目的か 大規模再開発の「玄関口」整備へホームを拡幅
JR東日本はホームの拡幅について、「駅周辺の開発で東口側の利用が増える見込みのため、利便性向上を図るのが目的」と説明する。利用増を見込むのは、東口駅舎が再開発地区「大井町トラックス」の玄関口になるためだ。
再開発に合わせ、東口駅舎は人工地盤を広げてコンコースを拡張し、大井町トラックスに直結する「広町改札」と「北口」(どちらも仮称)を開設する。ホームと駅舎を結ぶエスカレーターや階段は増設しないが、エスカレーターはすでに上り・下りとも2基ずつあるため、キャパシティは十分そうだ。
ビルや商業施設のほかに広場も
大井町トラックスのエリアは駅の北側、東口駅舎の裏手付近から東急大井町線の高架沿いにかけて広がる約2万9400平方メートルで、山手線の車両基地である東京総合車両センターにも面している。ほとんどはかつてJRの社宅があった場所だ。社宅は2014年3月までに機能を停止し、その後は期間限定のスポーツ施設や劇団四季のシアターなどの用地として使われていた。
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