「洗濯離婚」や「エアコン離婚」が起きる納得の理由 熟年離婚の引き金となるのは「ささいなこと」

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私は再婚で、相手は24も年下でした。だから日常生活でも、ある程度のことは年上の私が譲ってあげようと思っていました。実際、たいていのことは譲っていたのですが、洗濯の件だけはどうしてもダメでした。

結局、問題は解決しないまま、離婚することになってしまいました。

折り合いがつかない問題はほかにもありました。

エアコンの心地よい温度は人によって違うものです。夫・妻が自分の好みと違う温度にエアコンを設定すると、それがストレスになってしまう。

たかがエアコンと笑うなかれ。世の中には「エアコン離婚」する人もたくさんいるのです。

私の24歳年下の元夫はとても暑がりな人でした。冬でも寒くないらしく、一緒の部屋にいても暖房をつけません。

一方、私は寒がりなので、彼にあわせていると寒くて仕方がない。私は夏でもエスキモーみたいな格好で寝ているくらいなので、どうしても我慢できなかったのです。

ちなみに、最近のエアコンは温度を2つ設定できたりします。部屋の半分は冷やしすぎず、もう半分は涼しくしたりできるのです。こういう機能がないとケンカしてしまう夫婦がたくさんいるからなのでしょう。

室温くらい我慢すればいいのに、と思う人もいるかもしれません。でも、こういうちょっとした感覚的な不一致のほうが我慢しがたいものなのです。

結婚当初のラブラブな時期なら我慢できても、何年も暮らしていて、少し関係が冷え込んでくると、そういう体質的な差異や習慣の違いがくすぶって、火種が爆発してしまうのです。

「ぬか漬けの臭い」でトラブルに

私は何よりも漬物が好きで、自分でぬか漬けを漬けています。

ですが、以前に同棲していた相手から、「ぬか漬けの臭いが我慢できない」と言われたことがあります。

同棲相手の意見なので、できれば尊重したい。でも私はどうしてもぬか漬けを食べたくて、隠れて食べていました。ぬか床に何重にもビニールをかけて、部屋の奥に隠していたのです。もちろん臭い対策ですが、そんなにしてもやっぱり臭うんだそうです。

2人が仲良しの間は、お互いに配慮できるのです。私もできるだけ臭いが漏れないようにしていましたし、相手も、私がそうやって気を遣っていることに感謝してくれていました。

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