壁はどうなる?「またトラ」でメキシコは大揺れ 移民、関税、麻薬問題標的になる可能性大

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不法滞在者はメキシコ出身者が最も多く、約400万人を占める。集団強制送還プログラムは法的、およびロジスティックな問題に直面するだろうが、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校(UCLA)の北米統合開発センターのラウル・ヒノホサ所長は、そのような強制送還がメキシコに及ぼす影響についての懸念が高まっていると述べる。

もしメキシコ人移民が本国に送り返されれば、彼らがメキシコに送金する資金の多く(2023年には630億ドル)が激減し、メキシコ経済の最も重要な収入源の1つが枯渇することになる、とヒノホサは言う。

”逆移民”急増で不況に陥る可能性も

メキシコはまた、外交上の理由で出身国に強制送還できないベネズエラ人、ニカラグア人、キューバ人を受け入れるよう、これまでと同様に圧力をかけられる可能性もある。

メキシコの失業率も上昇し、国外追放された労働人口の多くが仕事を探すことになる。

移民擁護団体の連合体であるミグラント・アジェンダのコーディネーターであるユニス・レンドンは、「社会復帰が困難な強制送還者を目の当たりにすることになるだろう」と語る。

UCLAのピーターソン国際経済研究所、アメリカ海軍兵学校の研究者らの調査によれば、メキシコ経済は急激な不況に陥る可能性があるという。

2. トランプは最大100%の関税をかけると脅している

トランプは、中国を抜いてアメリカ最大の輸入元となったメキシコに関税を課すと脅している。最後の選挙集会の1つでは、政府がアメリカへの移民と麻薬の流入を止めない限り、メキシコからのすべての商品に25%の関税を即座にかけると宣言した。

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