大飛躍の国民民主「石丸伸二支持層」が支えた根拠 若年層から支持された国民民主に見た"デジャブ感"
自由民主党が2009年以来、15年ぶりに単独過半数を割り込む結果となった第50回衆議院選挙。野党では特に立憲民主党と国民民主党が支持を集め、躍進を遂げました。
今回の選挙でキーとなったのは、若年層です。
総務省が10月28日に公表した数値によると、小選挙区の投票率は53.85%。前回の2021年と比べて2.08ポイント減少し、戦後3番目に低い結果となりました。特に若年層の投票率が低い傾向で、全世代の中で最も低いのが20代でした。
20代や30代の政治離れが指摘されており、政治に対する不信感や関心の低さがその背景にあるとされています。
一方で、それら若年層の投票した党が飛躍した一面もあります。
日本テレビ系列と読売新聞社が行った出口調査によると、20代および30代の投票先として、比例代表では国民民主党が20%を超えて最も支持を集めており、若年層からの高い支持を示しました。それにより同党は7議席から28議席まで伸ばし、政局のキャスティングボートを握る存在となりました。
また、同調査によれば、既存政党に不信感を抱く無党派層も、立憲民主党や国民民主党を支持する傾向が見られています。
衆院選と都知事選の動画から約1.8万件のコメントを分析
このような傾向から思い出されるのは、2024年の東京都知事選。元安芸高田市長の石丸伸二氏が、今回と同様に若年層や無党派層から支持を集めた点と共通しています。
そこで今回は、YouTube上でのインターネット世論の反応が、それぞれ同様の傾向を示しているかどうかを仮説とし、分析を行いました。
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