自分の価値に自信がない人に共通する「悪いくせ」 ほめられたときは素直に受け止めることが大切

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個人のキャラクターは小説などで脚色されているとはいえ、トップとして大きく構える局長近藤勇に対し、現実的かつ実務的な面は副長土方歳三が取り仕切っていきました。2人が異なる役割を果たすことで、激動の世の中において、寄せ集めの集団でしかなかった新選組の存在を、大きくしていったのでしょう。

創作の世界での名コンビといえば、名探偵シャーロック・ホームズと相棒のジョン・ワトソンでしょうか。

頭脳明晰でどんな難事件も見事に解決するホームズですが、性格面ではやや難のある人物。そのホームズをよく理解し、まわりとの関係を上手に取り持っているのがワトソンです。ホームズの勝手ぶりにいつも翻弄されるワトソンですが、2人のタッグがあってこその物語として描かれているところに魅力があります。

誰と働くか、特に上司は選べないことがほとんどです。しかし、自分がどういう環境になればパフォーマンスを発揮しやすいかがわかっていれば、「指示がほしい」「自由にやらせてほしい」などの方針を示すと理解してもらえるかもしれません。

自分の特性について伝えてみると、上司もやり方を変えてくれる可能性があります。そういう意味では、価値は自ら働きかけることによって高めることも可能です。

自信が持てない人に共通する「謙虚ぐせ」

もう1つ、イマイチ自信が持てない人に共通するのが、謙虚ぐせがついていることです。自信が持てていないときは、いくら人にほめられても、つい「いやいや、そんなに特別なことじゃない」とか「もっとすごい人はいくらでもいる」などと考えてしまいがちです。

私も「有山さんって話が上手ですね」などと言われることがあります。私は小さい頃から人前で話をすることが大の苦手で、小学校の学芸会では一番セリフが少ない役を選んでいたほどでしたから、とても意外でした。自分では低いレベルだと思っていますが、話が上手と言われたことで、「あ、自分ってそうなんだ」と再発見することができました。ただ、そんなふうに思えない人もかなり多いのではないでしょうか。

たとえ嬉しくても、真っ正直に「そうなんです、私はすごいんです!」とは言いにくいですし、そもそも本当に自分は大したことがないと思っているわけですね。

謙虚であることは美徳です。度が過ぎると嫌味に感じられることがありますが、基本的には、傲慢な人よりも謙虚な人のほうが人当たりは良いとされています。日本人の感性だと、なおさらでしょう。

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