3年ぶりの刷新、AIにも対応「iPad mini」は買いだ ただし「Apple Pencil」は買い替える必要あり

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iPad mini(A17 Pro)に数日間触れてみて、改めて、その有用性を思い知らされた。

片手で軽々持ち運び、ノートパソコンが入っているかばんとも共存できるサイズと重さを実現し、そしてApple Intelligenceを待たずにAI機能が活用できるペンタブレットデバイス、というキャラクターは、iPad miniならではだ。

手軽に持ち運べて、ペン操作からAIを活用できるiPad miniは、デジタル時代のAI文具になる(筆者撮影)

紙とノートを持ち歩かなくなって久しいが、それでもペン、手書きは物事を考え始めるときに直感的で、人にイメージを伝えるときにも手っ取り早い。

これは、ビジネスの現場、クリエーションの現場、そして学校の中でも、イメージを伝えるコミュニケーションには欠かせない要素といえる。特にMacやiPhoneを使っているなら、手書きのデータをすぐに共有して見せることができ、共同編集でビデオ会議をつなぎながらの議論も捗る。

優れたペンとタブレットの組み合わせは、それだけでも重宝する。iPad miniとApple Pencilを持ち歩く理由になる。

ペンでAIを操る新しい活用の広がり

そして今後は、さらにAIの要素が加わり始める。

Apple Intelligenceには、スケッチから画像を生成する機能や、絵文字を生成する機能が利用可能になる。つまりペンでの入力がAIとつながり、イメージを形にしてくれるようになるのだ。

筆者も早くApple IntelligenceとApple Pencilの組み合わせを使ってみたいし、その他のアプリが実装するAI機能にも触れてみたい。

そうしたAI時代の筆記用具、「AI文具」としてのiPad miniの可能性が広がっており、今、最も注目し手に入れるべきデバイスだと感じた。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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