3年ぶりの刷新、AIにも対応「iPad mini」は買いだ ただし「Apple Pencil」は買い替える必要あり

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第5世代、第6世代のiPad miniを使ってきた人にとっては、iPad mini(A17 Pro)でApple Pencilを使う場合、必ず買い替えなければならないのだ。前述のとおり、1万3800円〜2万1800円(ぞれぞれ税込)と、少なくない投資をしなければならない。

特にApple Pencil(第2世代)は、磁石でくっつけて充電する方式など、Apple Pencil Proと見た目もほぼ変わらない。にもかかわらず、買い替えなければならない点は、「なぜ」という気持ちになるだろう。

原因は、iPad Proなどで、カメラの位置を上部から右の長辺に移動したことだ。そのため、充電パッド実装を変更する必要があり、これまでのApple Pencil(第2世代)が使えなくなってしまった。

iPad miniには直接的に関係がないが、上位モデルの充電パッドの仕様に合わせる形で、今回のApple Pencil Proの実装の変更につながっている。

ただ第6世代iPad miniも、Apple Pencil(第2世代)も、下取りや買取市場が充実しており、買い換える際の下取りも検討するといい。

iPadOS 18のAI機能を活用

アップルなりの生成AI時代に対する答えである「Apple Intelligence」は、日本語での利用は2025年に持ち越されている。しかし最新のiPadOS 18にも、Apple Intelligenceとは異なるAI機能が多数搭載されている。
メモアプリでは、数式を記入すると自動的に答えを計算してくれたり、グラフを描いてくれる機能が搭載されている。つい暗算や筆算をしてしまうが、複雑な四則計算や方程式も答えてくれて、計算機を開く手間がなくなる。

また同じくメモアプリでは、書類を画像としてスキャンする際、フラッシュを活用して影が入らない綺麗なデータを撮影してくれる。加えて、文字を読み取り、そのままテキストとして入力する魔法のような機能も利用可能になっている。

おそらく写真やビデオの撮影はスマートフォンが中心となるだろうが、写真としてではない画像データの活用という点で、1200万画素カメラとA17 Proチップの画像処理エンジンは、有効活用ができる組み合わせといえる。

iPadOS 18のメモアプリで利用するテキスト認識の機能。カメラに映った文字をそのままテキストとしてコピーできる(筆者撮影)
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