任天堂、1.3万円「目覚まし時計」が大注目の理由 謎の商品が示すQOL事業の復活と次世代機への布石

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なお、日本経済新聞の記事によると、2018年12月の段階で任天堂は「QOL事業の開発を中止」すると通達していたという。そのときの企画の一部がなんとか形になって表に出てきたのがアラーモなのかもしれない。

つい、任天堂の次世代機についても妄想してしまう

アラーモ
ベッドにいた時間などの記録は1年間保存される。しかし、せっかく記録するのであればもっと残しておいてほしいと思うのが正直なところだ(筆者撮影)

ここからは筆者の妄想である。アラーモを使っていると、「もしかするとこれは任天堂の次世代機に関係があるのではないか」という考えに至った。

まず気になったのは『リングフィット アドベンチャー』のアラームがあるところだ。これはリング型コントローラーを操作してフィットネスを楽しめるゲームで、コロナ禍は特に話題になった。

しかし、ほかのゲームと比べると少し異質である。マリオやスプラトゥーンのように有名なキャラクターではない。関連性があるとすれば、健康くらいのものだ。

そして、アップデートでアラームが追加される部分も気になった。アラーモはなるべくシンプルに扱えるよう考慮されている。にもかかわらず、インターネット接続をしてニンテンドーアカウントと連携することによって、ようやく追加要素が得られるわけだ。

どうせ発売を遅らせても問題ないのだから、最初からアラームを入れておけばインターネット接続なんて手間を避けられるのではないか?と思うのだが、これが必要なものだとしたらどうだろうか。

もし任天堂の次世代機が「プレイヤーのQOLを高める要素」をプッシュしてくるのであれば、アラーモの存在はしっくりくる。ニンテンドーアカウントに連携してデータを保存でき、そういった記録を次世代機に集約できたのならば、新たな魅力を生み出せるゲーム機になるかもしれない。

繰り返すが前述のように、これは根拠のない想像である。アラーモにはまだ謎が多く、どうしてもその答えがほしくなってしまうのだ。

渡邉 卓也 ゲームライター

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わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

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