任天堂、1.3万円「目覚まし時計」が大注目の理由 謎の商品が示すQOL事業の復活と次世代機への布石
なお、今後のアップデートで「どうぶつの森」と「マリオカート」のアラームも追加される予定となっている。
高級目覚まし時計はいったい誰向けなのか?

睡眠時間中は液晶に映るキャラクターも眠る、といったかわいらしい一面も。画像は任天堂公式サイトより
このように電波センサーを活用した目覚まし時計としては興味深いのだが、問題は狙いがよくわからないということだ。
子供向けの目覚まし時計としてはおもしろく、筆者の4歳の子供も強く興味を持った。マリオが動くだけで喜ぶし、入眠時のサウンドでぐっすり眠ったのにも驚いた。
ただ、アラーモの価格は1万2980円(税込)である。子供に与える目覚まし時計としてはかなり割高だろう。しかも動きを感知するセンサーのおかげで、基本的にひとりひとつのベッドでの利用が想定されている。
制約も多い。アラーモはUSBケーブルで常に給電する必要があるし、設置場所もベッドから高さ20cm以内に収めなければならない。ペットがいる場合もセンサーに影響があるので使いづらくなる。

アラーモは常にUSBケーブルを接続しておく必要がある。設置イメージをよく見ると、必ず給電されていることがわかる。画像は任天堂公式サイトより
はっきりいって、あまりにも注文の多い目覚まし時計だ。また、任天堂のキャラクターが出てくるという部分も必須かどうか疑わしい。
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