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「BeReal」を利用したマッチングアプリに要注意 4歳以上対象、「出会い系サイト規制法」の抜け道

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  • 高橋 暁子 成蹊大学特別客員教授/ITジャーナリスト
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実は、BeRealを使ったマッチングアプリ的サービスは「BeSwipe.」や「BeMate」など、他にもたくさんある。どちらも、BeRealで気に入ったらスワイプでマッチングするのは同じだ。BeMatch.はLikeした人を見るのは有料だったが、こちらはどちらも無料となっている。アプリストアの画像内で「後継アプリ」と文字が入っており、BeMatch.の後に続くつもりであることが伝わってくる。

「BeMatch.」でXを検索すると、「BeMatch.が使えないから、BeSwipe.かBeMateを使おう」などと、ほぼ同じマッチングアプリ的使われ方がされていることが分かる。ところが、BeSwipe.は4歳以上、BeMateは12歳以上と、どちらも未成年が利用できる設定となっている。

BeSwipe.のApp Storeでの紹介画面(App Storeより)

自宅や学校がバレてしまうかも

どのアプリも異性との出会いをうたっているわけではないが、アプリの機能的にはほぼマッチングアプリだ。また、Xなどで検索しても、マッチングアプリ的に使われていることは間違いない。それなのに、なぜ規制されないのだろうか。

そもそも「出会い系サイト規制法」は、異性との出会いを目的としたサービスを規制するものであり、マッチングアプリ等は対象となる。ところが異性だけでなく友達作りなどにも使えるアプリやSNSは、規制対象とならないというわけだ。

しかし、そもそもほとんどのSNSは13歳以上対象とされており、LINEでも12歳以上推奨だ。SNS的使い方ができる時点で、少なくとも4歳以上対象というのは明らかにリスクが高い。

そもそもBeRealは、2分以内という制限で加工もせず撮影されるため、プライベートや個人情報が写り込む可能性が高いアプリだ。つまり、信頼できる親しい友達同士でのみつながるべきアプリなのだ。

「BeReal交換」とXで検索すると「BeRealで友達がほしい」「誰かBeReal交換して」などと、BeRealでつながる友達を募集する投稿も多数見つかる。このようにBeRealの友達を不特定多数が見る場で募集したり、BeRealを使ったマッチングサービスでマッチングすることで、知らない相手に自宅や学校等が伝わってしまう可能性もある。犯罪などに巻き込まれるリスクにつながることは間違いないだろう。

保護者は、子どもたちがこのようなリスクが高い使い方をしていないか、見守ってあげてほしい。

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