"56のサッカーチーム巡る"自閉症の子と父の挑戦 ドイツでヒット『ぼくとパパ、約束の週末』
幼い頃に自閉症と診断され、周囲と馴染めずにいた少年がある日、ドイツにある56のサッカーチーム、すべてのスタジアムを見てまわって“推しのチーム”を選びたい、と言い始めた。
これまで息子の世話をママに頼りきっていたパパは、これを機に息子の願いに向き合うことを決意する。それは息子にとっても、パパにとっても新たな扉を開く旅路のはじまりだった――。
親子の実話をもとにした作品
親子の実話をもとにしたハートフルなドラマが話題を集め、昨年のドイツで100万人を突破する動員を記録した『ぼくとパパ、約束の週末』が11月15日より新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほかにて全国公開される。メガホンをとったのは、『白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々』で第55回ベルリン国際映画祭の銀熊賞を受賞した名匠マルク・ローテムント監督である。
一般的に自閉症の主な特徴として、特定のものごとに対して、自分が決めたルールをかたくなに守ろうとすること、ものごとに対しての好き嫌いがハッキリしていて、強いこだわりを示すことだと言われている。
また他人とのコミュニケーションが得意ではないため、対人関係に支障をきたすことも多い。その特性を知らない人から見ると、単にワガママで駄々をこねているだけだと思われがちで、親などに向かって「なんでしっかりとしつけないんだ」といった目を向けられることもしばしばだという。
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