38歳"人生の起伏"を経て「心整える」ひとり暮らし 40代に向けて再構築「自分で自分の機嫌を取る」

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「大学で彫刻をやっていたこともあって、造形的に面白いものが好きなんです。だから部屋に旅先で購入したものを飾ったり、いろんな所で買い集めたアートピースを飾ったりしていて、目の届くところに好きなものがあることに、癒やされます」

オブジェや雑貨
ひとつひとつのオブジェや雑貨に思い入れがある(撮影:梅谷秀司)

「癒やし」は鈴木さんのインテリアのなかで、重要なキーワードだ。部屋を選んだ条件には、大きなダブルベッドと本棚が収納できることがあった。

「ベッドはマットレスの質が高くて気に入っています。40代を目前にして、健康に対する意識が芽生えて、睡眠に気を配るようになりました。

また本棚は自分にとって大切なテーマの本を並べています。働き方、クリエイティブ、アート、歴史や宗教など人文学に関する本が多いですね」

本棚の様子
鈴木さんが影響を受けた本や、集めた雑貨を飾る大きな本棚を置けることが部屋選びの際の譲れない条件だった(撮影:梅谷秀司)

自分にとって大切なものは何か――。その答えを見つける過程こそが、今の鈴木さんの暮らしのモチベーションになっている。

好きなものがちりばめられた部屋は、鈴木さんにとって「心の地図」のようなもの。愛着のあるオブジェや本を目印として、心身が安定する生き方を探っているのかもしれない。

リモートワーク時代に合った住まいの条件とは

鈴木さんが部屋選びのなかで、もうひとつ重視したのは立地だ。

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