「大学で彫刻をやっていたこともあって、造形的に面白いものが好きなんです。だから部屋に旅先で購入したものを飾ったり、いろんな所で買い集めたアートピースを飾ったりしていて、目の届くところに好きなものがあることに、癒やされます」
「癒やし」は鈴木さんのインテリアのなかで、重要なキーワードだ。部屋を選んだ条件には、大きなダブルベッドと本棚が収納できることがあった。
「ベッドはマットレスの質が高くて気に入っています。40代を目前にして、健康に対する意識が芽生えて、睡眠に気を配るようになりました。
また本棚は自分にとって大切なテーマの本を並べています。働き方、クリエイティブ、アート、歴史や宗教など人文学に関する本が多いですね」
自分にとって大切なものは何か――。その答えを見つける過程こそが、今の鈴木さんの暮らしのモチベーションになっている。
好きなものがちりばめられた部屋は、鈴木さんにとって「心の地図」のようなもの。愛着のあるオブジェや本を目印として、心身が安定する生き方を探っているのかもしれない。
リモートワーク時代に合った住まいの条件とは
鈴木さんが部屋選びのなかで、もうひとつ重視したのは立地だ。
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