SNSはZ世代の友だち関係を「豊か」にしたのか 周りが「見えすぎる」ことによる不自由さ
舟津:検索機能としての使い分けもありますよね。実際、Google検索のライバルは、Yahoo!検索だけじゃなくて、インスタも相当すると考えられていて、今はご飯屋さんもインスタで探すのが増えているそうです。他にも、ChatGPTが全部教えてくれるようになったら、Google検索を使わなくなってしまいますからね。
話は変わりますけど、SNSって自分の株価をすごく意識させるツールだとも思うんですよね。
崎山:人の株価って怖い表現です(笑)。
舟津:これは本の中で書いた比喩なんですけど、現代って1人ひとりが経営者であるかのように振る舞わさせられている側面があると思うんです。就活は最たる例です。「あなたには何ができるか教えてください」とか「あなたがいかに立派な人間であるかを見せてください」みたいな。20歳やそこらでそんなんあるわけないでしょと思いますけど。
でも、みなさんは自分の株価を持っていて、まるで経営者かのように、それを下げないよう、できるだけ上げるように生きているところはあるのかなと思うのですが、周りからの評価って気になりますか。
身近な友だちからの評価が気になる
木下:私は気になります。周りの目が気になるから、これをやる、みたいなものはありますね。就活はわかりやすくそうでした。
田川:僕も就活はまさしくそうでしたね。3年の5月から就活を始めたのも、周りの目が気になるから、自分もやっとこうかなって。
舟津:やっぱり、就活がそうなんですね。崎山さんはいかがですか。
崎山:僕も気になります。特に本当に身近な友だちからの評価が気になりますね。
舟津:なるほど。ある意味不思議なのは、身近な友だちこそ気にしなくてもいいって考え方もきっとあると思うんですけど、身近だからこそ気になるというのもあるんですよね。
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