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キャリア・教育

出戻り社員「アルムナイ採用」が増えた切実な事情 かつては"裏切り者扱い"も今や大歓迎だが…

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  • 日沖 健 経営コンサルタント
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「普通の中途採用では、これだ!と思って採用しても、外れがあります。その点アルムナイの場合、能力や人間性を熟知しているので、外れはありません。アルムナイ側も会社のことを熟知しているので、復帰したら即戦力でバリバリ働くことができます」(輸送機)

ここで、「当社でも対外的にはいろいろとカッコいい説明をしていますが、結局は金です。採用コストがかからないというのが、何と言っても大きい」(小売り)という率直な意見がありました。

いま空前の人手不足で、大手企業でも中途採用では苦戦しています。転職エージェントを通すと、採用した社員の年収の30~40%もの仲介手数料を支払う必要があります。アルムナイ採用なら、仲介手数料も採用後の導入教育も不要で、とにかく安上がりです。

復帰させてくれた会社には深く感謝

では、実際に元の会社への復帰を果たしたアルムナイは、アルムナイ採用をどう捉えているのでしょうか。当然かもしれませんが、アルムナイは復帰を受け入れてくれた会社に感謝し、アルムナイ採用を肯定的に捉えています。

「他社で違った経験を積むのもいいかなと思い、年収アップという条件にも釣られて転職しました。しかし、転職先は入ってみたら超ブラック企業で、人を大切にする当社の良さを改めて実感しました。アルムナイ採用で復帰できて、本当に良かったです」(エンジニアリング)

「いまの会社の人事担当者は、転職後もずっと私を気に掛けてくれて、親身にキャリア相談に乗ってくれました。人事担当者と私を受け入れてくれた会社には深く感謝しています。復帰して、先輩社員から『昔は出戻りってあり得なかったのになぁ』と言われました。本当に良い世の中になったものです」(金融)

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