2009年の台風の影響で一部区間が不通となっていた本線が、7月6日、15年ぶりに全線開通した。
台湾総統も期待する路線
19日に行われた記念式典には頼清徳(ライ・セイトク)台湾総統が出席し、関係者をねぎらうとともに、「全線開通によって嘉義県と嘉義市の観光産業が活性化され、より多くの外国人観光客がこの地を訪れることを期待している」と語った。
阿里山鉄道の本線は、嘉義駅(標高30m)から阿里山駅(同2216m)までの、全長71.6km、標高差が2000mを超える登山鉄道である。インドの「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」、チリとアルゼンチンを結ぶ「アンデス中央鉄道」と並ぶ世界三大登山鉄道の1つといわれており、4回のスイッチバックや複雑なループ線などが特徴だ。
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