iPhoneだけじゃない、時計やイヤホンの重要進化 テクノロジーと健康管理を融合するアップルの狙い

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この新機能は、Apple Watch Series 9、Apple Watch Series 10、Apple Watch Ultra 2で利用可能となる。提供開始時期は機能によって異なるが、日本も含まれている。睡眠時無呼吸の検出機能は、各国の規制当局の承認を経て、9月中に日本を含む150以上の国と地域で利用可能になる見込みだ。

睡眠時無呼吸症候群の通知は日本を含めた150カ国で展開する(写真:アップル)

イヤホンが簡易的な補聴器に

一方、完全ワイヤレスイヤホンの上位機種「AirPods Pro」には、画期的な聴覚の健康機能が追加された。その1つが「大きな音の低減」機能だ。これは、ユーザーが聞いている音の特徴を維持しながら、有害な大音量の騒音を軽減する。コンサートなどのライブイベントでも、音の自然さと鮮明さを保ったまま、聴覚を守ることができる。

さらに、AirPods Proは簡易的な聴力検査機能も備えた。ユーザーは約5分で自分の聴力をチェックできる。検査結果は安全に保存され、必要に応じて医療機関と共有することもできる。

聴力に問題が見つかった場合、AirPods Proは補聴器としての役割も果たす。軽度から中程度の難聴に対応し、周囲の音を適切に増幅する。この機能は音楽や映画、通話にも自動的に適用される。

簡易的な補聴器のように使える新機能をAirPods Pro(第2世代)で導入(写真:アップル)
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