30秒で「5桁の通分を含む計算問題」解く人のなぜ 「四則演算の速さ」以外の「計算が速い人」の特徴

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「3/10-2/3+7/30+2/15=9/30-20/30+7/30+4/30」となり、これを合計するとなんと、「0」という結果になるのです。詳しくは、こちらの図をご覧ください。

ということは、2つの( )の中の足し算のうち、片方は0なのです。

であれば、もう片方の式は、計算する必要すらありません。0には何を掛けても0にしかならないので、「10655/21314+10655/21319」の結果がどんな数字であっても、分母が10桁になろうとも、一切関係なく、「0」になるのです。

この時点で、答えは0だとわかります。これなら30秒で答えられますよね。でも、「速く解かなきゃ!」と考えて焦る気持ちで真面目に1つ目の( )の計算をしていると、絶対に解けない問題だったわけですね。

「四則演算の速さ」より「広い視野」が重要

このように、どんな状況でも視野を広く持つ能力は、算数や数学においてとても重要になってきます。例えばもっと簡単な計算の例ですが、この計算も視野が広いと一瞬で解けます。

次ページ全体を見渡すと気づけることとは?
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