国語デキない社会人でも書ける「魔法の文章テク」 問いと答えを整理すれば誰でも書けるように

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自己紹介も、作文の1つですよね。自分の頭にある考え・情報を外にアウトプットするという行為です。でも、たった5分、自分というとてもよくわかっているはずの人間の話をするだけで、人は悩んでしまいます。話す内容がよくわかっている話だったとしても、文章でまとめるのは難しいのです。

一方で、自己紹介がすんなりいかなかった人でも、「次の5つの質問に対して答えてください」と言われたら、答えられるのではないでしょうか?

1 あなたの休日の過ごし方は? 直近の長期休みではどんなことをしていましたか?
2 あなたは最近、どんなことに嬉しく感じましたか?
3 あなたが最近、悲しかった出来事は?
4 あなたに影響を与えてくれた作品(小説・漫画・映画・アニメ・ドラマなど)を1つ挙げてください。その作品は、具体的にどんな影響を与えてくれましたか。
5 あなたは友人からどんな人物であると言われることがありますか?

多くの人にとって、この5つの質問で答えられないものはほとんどないはずです。

5つの質問は自己紹介にもなる

この5つの質問に対する答えは、そっくりそのまま、自己紹介になると思いませんか?

「私はゴールデンウィークに友達とゴルフをして過ごしました。ゴルフをするのが趣味なのですが、あまり時間が取れないことが多いです。だからこそやっとゴルフに行けて、とても充実した時間を過ごせました。

最近嬉しかったのは、昨年末に会社の事業部が目標を超えたことで、悲しかったのは最近彼女にフラれたことです。好きな作品は坂口安吾の『堕落論』です。落ち込んだ出来事があったら、それを読んで元気をもらっています。友人からは『あまり自分からは話さないけれど、仲よくなると饒舌になるタイプ』と言われているので、ぜひ積極的に話しかけてほしいです」

これだけでもう、自己紹介の文章は完成ですよね。質問に対する回答をしていただけなのに、さっきはうまくできなかった自己紹介がすんなりできそうです。

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