「つまらない会議」を人数のせいにする人の盲点 参加者30人の会議でも建設的なものにできる
机の配置が議論を決める?
会議準備フェーズで最も忘れられがちだけども重要なことは、机の配置です。私もクライアント先でいろいろな会議に参加してきましたが、机の配置にまで気を遣っている会社はほとんど見たことがありません。ただ侮るなかれ、机の配置次第で議論のしやすさがずいぶんと変わります。
1対1で話すときに、対面で座るよりも、90度横に座ったほうが本音でコミュニケーションがしやすいといわれますよね。会議でも同様に、ファシリテーターと参加者の位置関係と、参加者同士の位置関係で、議論のしやすさが変わるのです。
避けたほうがよい配置の1つ目は、スクール型です。ホワイトボードの前にファシリテーターが立ち、会議参加者は全員、ファシリテーターのほうに身体を向けるような形です。まるで、学校の先生と生徒のような関係に見えるので、スクール型と呼んでいます。
この形で会議をすることを想像してみてください。ファシリテーターが何かを問うと、誰かが手を挙げて発言し、それに対してファシリテーターが回答する。座っている参加者同士では議論しない。あくまでファシリテーターが話すことを聞く。そんな情景ではないでしょうか。それは、ファシリテーターVS参加者という構図を意味します。ファシリテーターが先生のように扱われてしまい、議論が活発化することはないでしょう。
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